気多大社とともに四季が移ろう

千里浜なぎさドライブウェイ

気多大社の祭事

石川県に暮らす方なら、羽咋市で最初に思い浮かべるのは「千里浜なぎさドライブウェイ」でしょう。千里浜は日本で唯一、車で走行可能な砂浜で、観光バスや自転車でも走ることができるんです。もし、TVで砂浜を走る車のCMを見たら、それはきっと千里浜です。

その千里浜から能登一の宮・気多大社までは車で15分ほどなので、この2つを巡るのが羽咋観光の鉄板コースです。そして、名前から想像できるとおり、一ノ宮郵便局は気多大社のすぐ目の前にあります。

格式ある神社がこれだけ近いと、私たちにとっては気多大社の祭事がカレンダーのようなものです。能登には「寒さも気多のおいでまで」という言葉があり、2市2町を巡る気多大社の“おいで祭り”が、周辺地域にとっては古くから春の訪れそのものなんです。

また、普段から観光客の多いエリアですが、特にすごいのが正月です。期間中、県内外から約20万人が初詣に来るので、周辺一帯の道路はとんでもないレベルで混み合います。

市にワンストップ窓口

観光だけでなく、移住支援のモデル地区として羽咋市に視察に来る方も大勢います。特に、山間部の神子原地区は、市と協力してお米をローマ教皇に献上してブランド化し、学生を援農合宿に招くなどした結果、交流人口と移住者が増え、限界集落を脱出しました。限界集落を立て直すドラマ、『ナポレオンの村』のモデルになったほどです。

市の支援策は非常に充実し、住まい、起業・就農、子育て、医療と多岐にわたっています。しかも、これらの窓口は移住ワンストップ窓口として一本化されていて、短期移住体験プログラムまであります。

市ほど強力な支援はできませんが、郵便局としても羽咋での新生活を微力ながらサポートしたいと思っています。個人的には、子どもが市内の小中高に通っているので、子育て世代の方に学校関連のアドバイスができるのではないでしょうか。