郵便局長 移住サポートマップ
白山の息吹とめぐみを感じる地域
別宮郵便局(白山市)宮村 正人さん
冬は雪がどっさり
白山の頂上から手取川に沿って日本海まで広がる白山市は、石川県で最も広い自治体です。その中で、別宮郵便局のあるエリアは山間部にあたります。白山の麓とも言え、冬になるとどっしり雪が積もる県内でも最も雪国らしい地域です。
一晩で60センチほど積もることが年に数回あって、雪かきは冬の風物詩。大変と言えば大変ですが、たいてい家の前に流雪溝が備えてあるので、都市部の方が想像するほど大変な作業ではないと思います。3月になると道路周辺の雪はほぼ溶けてしまいますしね。
一方、雪国らしくウインタースポーツを身近に感じる地域でもあります。スキー場までは車ですぐですし、中学校では普段、野球部や剣道部に所属していても、冬になるとスキー部に入るのが一般的です。
金沢、小松も通勤圏
- そば畑
- 一向一揆まつり
一帯は昔から稲作とそば栽培が盛んな地域ですが、今はほとんどが兼業農家で、市中心部や金沢、小松に勤めている方が多いですね。ちょっと距離はありますが、県内の主要都市部は通勤圏内です。
そばの産地であることに加え、白山の伏流水が湧き出すこともあって、近年、手打ちそば店を開業するため移住されてきた方もいます。休日は、市外県外からこうしたそばを味わうために多くの方が足を運んで、繁盛しています。
また、寺社仏閣の行事や祭りを大切にする方が多いのも特徴です。かつて、加賀は一向衆(浄土真宗)の農民自治が約100年続き、「百姓が持ちたる国」と呼ばれました。近くの鳥越城がその最後の拠点だったこともあり、浄土真宗が深く根付いているんです。
浄土真宗の開祖・親鸞聖人の忌日に行われる「報恩講」は今も盛大ですし、各家庭の仏壇も特大サイズです。8月には、鳥越城で攻防を繰り広げた先人をしのぶ「一向一揆まつり」があり、1万個のキャンドルをともしたりします。
移住をお考えの方には、そうした風習の予備知識をアドバイスしたり、地域に溶け込めるよう住民の集まりに顔をつないだりすることができると思います。
- 別宮郵便局
- 住所:石川県白山市別宮町ロ118-3
- 電話:076-254-2033
別宮郵便局 外観
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別宮郵便局 所在地