ほどよく都会、ほどよく田舎

金沢城公園

金沢21世紀美術館

金沢市は新しいものと古いものがバランスよく融合しているまちです。特に兼六園郵便局周辺はそのことを象徴するようなエリアと言えるでしょう。加賀藩前田家の庭園だった兼六園や城下町のシンボル・金沢城公園がある一方、ユニークな現代アートを展示する金沢21世紀美術館、有名ブランドショップやデパートが並ぶ繁華街があり、まさに新旧の魅力が集まっています。

生活面で言えば、まちがコンパクトで、日常の暮らしや余暇に必要な店や施設などにアクセスしやすい点も金沢のいい所です。もちろん、郊外に住む場合は車がないと不便なのですが、兼六園郵便局が立地しているような街中であれば、自転車や徒歩だけでも、十分に用を足すことができます。ほどよく都会、ほどよく田舎ですから、私自身、とても暮らしやすいと感じています。

移住サポーターとして

移住者の方が地域になじむまでには、ある程度の時間が必要です。私は移住サポーターの一人として、その間の“心のサポート”ができればと思っていて、現在、東京から金沢に移住してきた方のサポートに取り組んでいます。

と言っても決して大げさなものではありません。金沢菊川郵便局の局長も含め、ＳＮＳを利用しながら、3人でコミュニケーションを取っており、例えば「一番近いホームセンターはどこですか」といった、ちょっとした疑問に答えたり、雪が降れば「横断歩道の白く舗装された場所は滑るから気を付けて」とアドバイスしたりしています。また、直接、顔を合わせることも重要なことなので、時折3人で話す機会を作っています。

その方にとって金沢は縁もゆかりもない土地ですから、心細い思いをすることもあるでしょうが、そんな時に身近な相談相手がいれば、安心感につながると思っています。私も肩肘を張らず、親戚のおじさんのような気持ちで接しています。

これからも、サポートを必要とする移住者のご要望に応じて、金沢ライフを気持ちよく過ごしてもらうためのお手伝いをしていきたいと思っています。