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郵便局長移住サポーターによるおすすめ地域情報

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歴史がたゆたう懐深い地域 金丸郵便局(中能登町)田畠 正成さん

歴史がたゆたう懐深い地域

金丸郵便局(中能登町)田畠 正成さん

古くからの歴史が根付く

能登上布
能登上布

中能登町は名前から想像できるとおり能登半島の中ほどに位置し、繊維産業が盛んな織物の町です。伝統工芸の麻織物・能登上布で知られ、昭和初期には麻織物の生産量で日本一を誇っていました。その影響もあって、今も化学合成繊維の世界的な先進地です。

また、町内の弥生時代の遺跡、杉谷チャノバタケ遺跡から炭化した「日本最古のおにぎり」の化石が出土した事から、おにぎりの町でもあります。最近では古代米の栽培も盛んで、古代米のおにぎりだけでなく、餅やうどんなども人気なんですよ。

古来からの奇祭も残っていて、町内2つの神社では五穀豊穣と無病息災を願い、神木のタブに鎌を打ち付ける鎌打ち神事が今も続いています。また、全国にどぶろく作りが認められている神社が約30社あるうち、3社が町内にあることから「どぶろく特区」の認定も受けているんです。

映画の舞台になり注目

ハナミズキが流れる駅
ハナミズキが流れる駅

最近では、町内の一青と書いて「ひとと」と読む、ユニークな地名が注目を集めています。どこかで見た字と読み方だと思いませんか。実は、歌手・一青窈さん、女優・一青妙さん姉妹の名字のルーツになった地名なんです。

こうした縁から、妙さんのエッセイが原作の今年公開された映画『ママ、ごはんまだ?』の舞台にもなりました。また、町内を走るJR七尾線の4駅では、列車の接近を知らせるメロディーに、窈さんのヒット曲『ハナミズキ』が流れてきます。

そんな中能登には水田は広がり、冬は野鳥の休息地に変わりします。特に10~3月は白鳥が数多く飛来するので「白鳥の里」とも呼ばれているんです。その一方で、幹線道路が走り、買い物に便利なショッピングセンターが営業するなど、町内では農村とニュータウンが共生しています。

中能登町には都会の香りはありませんが、田舎ならではの懐の深さがあります。ただ、移住してきた方が地域になじむまで、ある程度の時間が必要だと思います。そんな時、なんでも気軽に相談してもらえる身近な存在でいたいと思っています。

金丸郵便局
住所:石川県鹿島郡中能登町金丸又れ部36-1
電話:0767-72-2342
  • 金丸郵便局 外観

  • 金丸郵便局 所在地