市民を癒す清流と湧き水

能美市は2005（平成17）年根上町、寺井町、辰口町の3町が合併して誕生した新しい市です。標高2702メートルの白山から流れ出る手取川が市内を横断し、山から丘陵地、川、平地、海まで有する自然に恵まれたエリアです。とりわけ宮竹郵便局は能美市でも白山のふもとに位置しており、周辺地域では七段の滝が流れる七ツ滝や上郷用水など清流があちこちに流れ、小水力発電施設の整備も進められています。市内にはほかにも「平成の名水百選」に認定された「遣水観音霊水堂(やりみずかんのんれいすいどう)」が小松市との境にあり、この湧き水で淹れるお茶やコーヒーの味は格別とあって、わざわざ金沢から毎週汲みに来ている人もいるほどです。

白山の水の恵みと合わせて手取川扇状地の肥沃な土地が加賀丸いもや国造(こくぞう)柚子などを育み、焼酎や菓子など素材を生かした特産品が次々と誕生しており、能美の食も魅力のひとつになっています。

家族のお出かけスポットが充実

いしかわ動物園

いしかわ動物園や辰口丘陵公園、手取フィッシュランドなど家族連れに人気のスポットが多いのも能美市ならではの特徴といえます。金沢市や小松市、白山市といった石川県でも人口上位の3地域に囲まれたアクセスが便利な立地とあって、週末は多くの人が能美市を訪れ、活気あるまちが一層にぎやかになります。

昨年11月にいしかわ動物園内にオープンしたトキ里山館は、里山を再現した環境の中でトキを観察でき、県内でも一番ホットな施設です。交流人口の拡大は、地域のイベントにもプラスの効果をもたらしています。ゴールデンウイークに開催される九谷茶碗まつりでは、最近、九谷焼の絵付け体験を希望する県内の人が増え、地元の人が九谷焼の魅力を再発見する場にもなっているそうです。

能美市は昨年人口5万人を突破し、住みよさランキングでも常に上位をキープしています。定住促進支援も充実しているので、起業と定住をセットでサポートする「ワーク・イン・レジデンス制度」など移住者に魅力的な情報発信のＰＲにも協力していきたいと思っています。