生活の上で気になるのは日々のお天気。石川県って雪が多い?曇りがち?
そんな不安もお天気と上手にお付き合いすれば、楽しみに変わります。
石川県の地形
本州中央の日本海側に位置し、南北に細長く延びる石川県の地形的特徴は、能登と加賀で大きく異なっています。
能登は、概ね標高300m以下の低山地と丘陵地が大部分を占め、海岸段丘が発達し、波浪浸食が著しい外浦と沈降性の入り組んだ静かな海岸線が続く内浦が対照を成しています。
一方加賀は、白山(2,702 m)を最高峰とする山岳地帯が発達し、そこから流れ出る河川の浸食、堆積によって成立した沖積平野が広がっており、海岸部の多くは単調な砂丘海岸となっています。
石川県の気候
石川県の気候の特徴は、年間降水量が2,000〜3,000mmと年間を通して降水量が多く、湿度が高いことから美肌で上位にランクされます。とくに冬は曇りがちで北西からの季節風で雪が降る日も多くなります。一方で春はさわやかな気候に恵まれ、冬の後の春の喜びは格別です。夏季は降水日数が少なく、気温も比較的高くなり、秋はさわやかな気候で多くのイベントが行われます。
また、県内の地域ごとの特徴としては、比較的温和な気候の加賀地方、日本海の影響を強く受ける能登地方、気温が低く積雪も多い加賀山間部に大別されます。
※2006年~2010年の平均(気象庁HP 掲載データより作成)
気になる雪対策
例年初雪が降るのは11月中旬〜12月。雪が降る前に雪対策グッスを揃えておきましょう。大雪が降るとホームセンターに買いに行っても売り切れていることも。ただ近年は雪かきが必要なほど積もるのは数日程度で、積雪が多い地域は除雪車が稼働するするので、生活に支障があることはほとんどありません。
ご家庭で
玄関先や駐車場の雪かきに欠かせないスコップやスノーラッセル、スノーダンプなど複数あると便利です。固い雪や重い雪、狭い場所ではスコップ、道路や駐車場の軽い雪、中量までの雪を一気に片付ける際はスノーラッセル、スノーダンプは大量の雪を運べます。退かした雪は道路に捨てず、側溝などに捨てるか、邪魔にならないところに集めておきます。
歩くときは
雪道の歩き方のコツは、足の裏全体を地面につけて、歩幅を小さく、すり足気味で歩くこと。底に凸凹のない靴で歩くのは厳禁。最近はお洒落なブーツや長靴が増えているので、お気に入りのブーツや長靴で雪道を楽しく歩きましょう。
また、重たく湿った雪が多く、吹雪くこともあるので、頑丈な傘があると良いでしょう。
車の運転時は
冬になったら、まずは雪道用のスタッドレスタイヤに交換しましょう。自分で交換する人もいますが、ガソリンスタンドや自動車用品店でも交換してもらえます。車内には積もった雪を払うためのスノーブラシを始め、スコップや軍手、長靴、解氷スプレーなどがあると心強いです。
雪道を運転するときは、「急発進」「急ハンドル」「急ブレーキ」を避け、カーブや下り坂の前には十分減速するよう心がけましょう。ちなみに、県内には、路面に水が噴射される消雪装置が設けられている道路が多くあります。
雪がもたらす恵み
雪は決してやっかいものではありません。雪解け水は豊かな水源を供給し、おいしい食べ物を生み出します。子どもたちは寒さに負けず雪遊びに興じ、スキーやスノーボードも気軽に楽しめる環境です。雪かきは良い運動になり、冬の湿度の高さや日照時間の短さは美肌の元かもしれません。