加賀・白山ろくSouth Of Ishikawa
加賀・白山ろくでの暮らし
石川県の南部に位置し、白山市、川北町、能美市、小松市、加賀市の5つの市町からなるエリア。日本海沿岸から、白山ろくとよばれる山側の地域まで変化に富んだ自然が広がっています。観光資源も豊富で、山代、山中、片山津、粟津の4つの温泉地がある加賀温泉郷、白山ろくには白峰や中宮などの温泉地があり、山海の幸と良質な湯でもてなしています。また、白山での登山やパラグライダー、スキー、日本海での釣りなどアウトドアスポーツが楽しめるスポットも充実し、毎年多くの人々で賑わいます。産業では建設機械や電子工作機械、電子機械や繊維などのものづくり、霊峰白山の伏流水を生かした農業や食品産業も盛んです。能美市、小松市、加賀市では九谷焼や山中漆器が生産され、その魅力に惹かれて県外から研修所に入学するなど、伝統工芸の世界に飛び込む若者も多くいます。平成27年に開業した北陸新幹線は、今後、金沢から小松、加賀温泉、福井県の敦賀へとつながるため、さらに交通の便がよくなるほか、小松市には国内外へのアクセスが便利な小松空港もあります。昔ながらのコミュニティが残るこの地域では人とのつながりを感じながら生活でき、各市町で福祉や子育ての支援制度を設けているため、子育て世代、シルバー世代も暮らしやすい環境です。
このエリアの魅力
豊富な地域産業
世界にその名を知られる建設機械や工作機械をはじめ、ディスプレイ、電子部品、チェーン、バス、繊維などを生産するものづくり企業が集まるエリア。九谷焼や山中漆器、美川仏壇など伝統産業も盛んで、食品産業では白山市の美川地域に伝わるフグの卵巣の糠漬け、白山ろくの堅豆腐、城下町小松の和菓子など多彩です。観光産業でも、加賀温泉郷をはじめ、辰口温泉、白山ろくのアウトドアスポットなど魅力にあふれています。
心を豊かにする白山の恵み
信仰の山としての歴史を持ち、日本三名山に数えられる霊峰白山。この地域の人にとって白山は故郷の山であり、その神々しく美しい姿は日常の風景です。毎年多くの登山客が訪れ、本格的な白山登山だけではなく日帰りの気軽なトレッキングを楽しむこともできます。白山から流れ出す手取川水系の伏流水は農業や食品加工に使われ、米や野菜といった農産物、白山ろく名物の堅豆腐や名酒づくりにも一役買っています。手つかずの自然が残る白山の魅力にひかれ移り住んだカメラマンや工芸作家もいます。
充実した子育て支援制度
石川県は社会全体で子育てをする風土があり、サポート制度も充実しています。保育所普及率は全国5位で、待機児童はゼロ。延長保育を実施している保育所や19時まで開館している放課後児童クラブも多数あります。各市町でも福祉や子育ての支援制度を設けており、そのサポートも受けられます。石川県が女性の就業率全国1位であることには、このような働きながら子育てをしやすい環境が影響しています。また、山や海に近く、自然あふれる環境で子育てができます。
農業に適した自然環境
白山から日本海へ流れる手取川、梯川、大聖寺川などの清流が横断する加賀平野。柴山潟や木場潟の周辺は水田として利用され、海岸丘陵地は麦や大豆、ブロッコリーやかぼちゃなどの野菜や、梨やぶどうなどの果樹が栽培されています。「加賀丸いも」や「加賀梨」といった特産品は地元のみならず全国で愛用されています。
市町の紹介
白山市
霊峰白山と手取川に育まれた まち、山、海のバラエティ豊かなまち
県都金沢市の西南に隣接し、県内最大の面積と県下第2位の人口を誇り、霊峰白山とその白山を源とする手取川、白砂青松が続く日本海など豊かな自然に恵まれています。手取川の扇状地が広がる北部の旧松任市は、交通の要衝として農・工・商が栄え、手取川の河口部には、かつて北前船が寄港する港町として栄えた旧美川町があります。広い市域のほぼ中央に位置する旧鶴来町には、白山市の観光の要となる全国の白山神社の総本宮「白山神社」があり、それより南に手取川を遡った地域は白山ろくと呼ばれ、山ろくの暮らしが受け継がれる一方、白山登山やスキー、川下りといったレジャーも楽しめます。産業では、県下第2位の製造品出荷額となる工業を中心に、商業や農業、漁業、観光業、美川仏壇や牛首紬といった伝統産業のほか、手取川の伏流水を利用した「白山菊酒」と呼ばれる酒造りが盛んです。
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能美市
自然とのいい距離感が心地よく 便利で快適な住環境
県都金沢と空港がある小松へいずれも車で30分圏内。海、山、川があり、自然に恵まれています。伝統工芸九谷焼の約8割は能美市で生産され、作陶に携わる若者が多数移住しています。市内には世界三大珍獣のコビトカバがいるいしかわ動物園があり、市民は散歩感覚で訪れています。妊産婦の医療助成から18歳までの医療費無料窓口化など切れ目のない子育て支援サービスも好評です。さらに、里山ハイキングや森の中でのおはなし会、自然農法の大豆の味噌作りなど、小さい頃から自然にふれあえる環境が身近にたくさんあります。起業支援として店舗兼住宅型で起業する方を対象に「ワーク・イン・レジデンス制度」で最大100万円の創業支援補助を行っています。
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小松市
世界とつながる空港とものづくり ここちよい暮らしを追求
建設機械メーカー・コマツの創業地であり、機械、電子部品、繊維など高い技術力を持った企業が集まるものづくりのまち。国際空港の小松空港があるため、国内外との交通の便も良好です。子育て支援では医療費助成や不妊不育治療、ひとり親家庭への支援、子育てを互いに助け合うファミリーサポート制度などがあります。江戸時代から受け継がれてきた「曳山子供歌舞伎」が盛ん。また、世界最大級のダンプトラックが展示される「こまつの杜」や石川県立航空プラザ、科学を体験しながら学べる科学交流館「サイエンスヒルズこまつ」や木場潟公園など見どころも多くなっています。
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加賀市
全国屈指の加賀温泉郷 ものづくり産業も盛ん
県の南西部に位置し、山海に囲まれた自然豊かな市。山代、山中、片山津の3つの温泉地がある加賀温泉郷は全国屈指の人気を誇り、良質な湯と橋立漁港でとれる海の幸が魅力です。江戸時代には加賀藩支藩の大聖寺藩が置かれ、大聖寺エリアには歴史ある町並みが残っています。産業では観光産業のほか、山中漆器や九谷焼の生産、オートバイ用チェーンをはじめ機械工業や食品産業も盛んで、ものづくりのまちでもあります。平成29年9月から同時入園の第2子保育料は所得制限なしで無料となるなど子育てがしやすい環境も整っています。
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