働きたい
いしかわで働く
石川県は企業・産業の豊かさも魅力です。九谷焼や輪島塗など伝統産業をはじめ、食品では和菓子処、酒処としての顔も持っています。この地の歴史を支えてきたものづくりの精神は工業の世界も発展させ、オンリーワンの技術力で世界に通用する企業がたくさんあります。機械工業ではシェア世界2位を誇る本県発祥の建機メーカーがあり、南加賀の小松市はその主力生産拠点。ニッチ(隙間)の分野でトップクラスのシェアを誇る企業も多く、例えば、飲料や化粧品などを容器に詰めるボトリングシステムの製造、日本酒ラベルの製造で日本トップシェア。回転寿司のコンベア機械、オートバイのチェーンの製造が世界トップシェアなのも石川県の企業です。また、ハードウェア製造やソフトウェア開発、コンテンツ制作などIT・情報産業も近年急成長をとげています。農林水産業や介護・福祉分野でも求人は多く、様々な仕事があります。平成27年の北陸新幹線開業により東京と金沢が最短2時間30分でつながったことをきっかけに石川県に支社や支店をつくる企業も増えました。ものづくり企業だけでなく、観光産業やサービス産業を中心に求人数もぐんと増加し、まちも、企業も活気にあふれています。
「石川で暮らしたい、働きたい人」と企業をマッチング
「UIターンサポート石川」は東京にある「いしかわ移住UIターン相談センター」(ILAC東京)と連携し、UIターンを希望する方の「仕事探し」と「移住」を一体的にサポートしています。専任のコーディネーターが県内企業を訪問し、求職者と企業の双方にメリットがある求人の開拓をしています。ハローワークや民間人材紹介会社とも連携し、求職者の希望に適した求人情報をご紹介します。
就職についての相談は ILAC(「いしかわ就職・定住総合サポートセンター」) まで
「見て、聞いて、体験する」産業観光のススメ
石川県にある多彩な産業や企業。その魅力を理解するには、実際に工房や工場を訪れて仕事の現場を見学し、働く人とふれあえる産業観光がおすすめです。「伝統的工芸品」「特産食品」「車両・機械・電子」「繊維・衣料」「環境・エネルギー」「健康・医療・美容」「産業・物流・サービス」「研究・公的施設・博物館」など県内にあるさまざまな分野の212社で見学・体験が可能です。
VOICE
能登のうまい酒を珠洲から世界へ
三重県→珠洲市へ移住
宗玄酒造勤務:淺田星太郎さん
学生時代、研究の専門は酵母を使ったバイオテクノロジー。将来は酵母から生まれる日本酒を販売することで、日本文化を海外へ伝えたいと考えていました。そこで、全国の銘酒を飲みくらべ、ほれ込んだのが珠洲市の蔵元・宗玄の酒。社長に入社を直談判し、営業部の一員として働くことになりました。能登は住んでみると、風景は美しいし、人は優しい。祭りで担ぐキリコづくりに参加したことで、人脈も広がりました。意外と同年代の移住者が多く、奥能登だけでも30名ほどの若手移住者で交流を深めています。いつか「宗玄の淺田の話はおもしろい」といってもらえるような日本酒の伝道師になりたいですね。