» 親同士、地域と親がつながって 私の子どもから私達の子ども達へ

親同士、地域と親がつながって 私の子どもから私達の子ども達へ

白山市で子育て支援を始めたきっかけは?

自分が子育てをしていたときに、「こういう場所がほしかった」という形を追い求め、2005年に運営組織をNPO法人化し、少しずつつながりを広げてきたのが子育て広場「親子よろこびの広場あさがお」です。広場は、妊娠中のプレママ・プレパパ講座をはじめ、アレルギーや多胎児をもつ親、パパ向けサークルなどの拠点にもなっています。利用者さんや地域のニーズ、課題に柔軟に応えながら「一緒に創るひろば」を大切に考え活動しています。

子育て支援で大切にしていることは?

親子でゆったり過ごせるように、親同士がつながれるように、どんなことでも話しやすいようにと心掛けています。子育て家庭の様々な悩みや不安に寄り添って、決して上から目線での指導や助言はせず、当事者目線での受け止めと専門性の双方で一緒に考えていくことを大事にしています。さらに地域の力を借りたり、お母さん同士、お父さん同士をつなぐことでお互いに支え合うこともできます。一緒に育ちながら子育て家庭に安心を提供できる「身近な存在」でありたいと思っています。

移住してきた家族にはどんなケアをしていますか?

結婚や転勤、転職、実家に戻って来た、家を購入したなど、転入家庭の割合は多くなっていると感じます。移り住んできた家族にとって、近くに頼れる人もおらず、風習も違うところでの子育てはとても不安です。特に北陸特有の冬の環境に慣れないときには、訪問して様子を伺ったり、気分が晴れるような情報や同じような環境の仲間との出会いの場を提供したりしています。

「認定NPO法人おやこの広場あさがお」が目指す子育て支援とは?

入れたコーヒーを温かいうちに飲む、ちょっと新聞を読む、そんな些細なことも満足にできないのが子育て。広場には、大人のための飲み物や図書も備えてあり、“ちょっと一息”ができる場です。いつも「目を離さないで」が多い子育てだからこそ広場では子ども達をみんなで見守ります。「孤育て」は依然として大きな課題です。ママが日々の頑張りを認めてもらえ、温かく包み込まれる場所づくり。同時に地域の中でも自然な寄り添いが増えていくようにと活動しています。

認定NPO法人おやこの広場あさがお

理事・事務局長:川上 由枝さん

住所:924-0871石川県白山市西新町170-1(平成29年秋頃、白山市殿町39番地に移転予定)

電話番号:076-275-8677

スタッフ人数:6名、他に託児スタッフ、ホームスタートビジター、ボランティアなど50名

利用者人数:16,000人/年

活動内容:

  • 地域子育て支援拠点事業(子育てひろば)(交流の場、相談、援助、情報の提供、講座開催など)
  • 利用者支援事業(H29年度~)(子育て支援総合アドバイザー常駐、子育て世代包括支援と連携)
  • 一時預かり
  • ホームスタート(訪問支援)
  • プレパパプレママ支援
  • 育児サークル支援(アレルギー、多胎など)
  • 父親支援(パパネットあさがお)
  • 小児科医、助産師等による相談
  • 世代間交流
  • 多胎家庭支援
  • 次世代育成事業
  • 親支援プログラム(BPやNPなど)
  • 地域の行事に参加(縁日、イベント、おまつりなど)

http://oyako-asagao.com/