金沢市で子育て支援を始めたきっかけは？

長女を産んで、退職するまではIT企業のシステムエンジニアとして働き、専門学校のコンピュータの講師を経て、父親の急逝で家業を継ぎ社長となりました。それまでは「仕事人間」でしたが、難病の発症を機に、「自分は周囲の人たちに恵まれ、支えられている。第二の人生は社会に恩返しをしたい」と思うようになりました。1人目の子育てに悩んだとき、先輩ママがかけてくれた「あなたはそのままでいいよ」という言葉に救われた経験から、「母親を支えることで子どもたちの笑顔を守ることができる」と思い、母親支援を決意しました。

どんな支援・活動をしていますか？

金沢市教育プラザ富樫では奇数月の19日に「はぐはぐ子育て塾」と題した講演やワークショップを開催しています。このほか、ワーキングマザーとしての経験から、職場復帰に不安を抱えるママのための講習会、家族支援や子どもの居場所づくりなどにも取り組んでいます。ママ同士がお茶を飲みながら話し合う「はぐカフェ」も好評です。参加したママの中には、はぐはぐの運営に携わるようになって、イベントなどで特技を生かしてくれている方もいます。

子育てに奮闘するママたちへ

育児書に書いてあることはその人にとっての正解とは限りません。子どもを見て、他のママと話し合い、自分で考えて工夫する中で、本当の答えが見つかります。是非はぐはぐに遊びにきてください。同じ境遇の子育てママとお茶を飲んでおしゃべりするだけで心が軽くなりますよ。もしかしたらお友だちが見つかるかもしれません。はぐはぐは、あたたかい飲みものと笑顔で皆さんをお待ちしています。

「はぐはぐ そのままでいいよ」が目指す子育て支援とは？

仕事を持つママ、専業主婦のママともに、悩み多き子育てを強いられています。夫婦だけで育てている家庭も、親と同居して子育てをしている家庭も、シングルマザーもそれぞれに子育ての苦労は尽きません。子どもはママが笑顔でいることが何よりも嬉しいようです。ママが笑顔になれるように、パパも笑顔で家族と過ごせるように、社会全体が子育て世代を応援することが大切です。子どもは未来の宝物。子ども達の笑顔を守れるよう頑張っています。