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移住の決め手は「子育てのしやすさ」

子どものために、より良いサポートを求めて決断した移住という選択

出身地の愛知県で結婚生活を送っていましたが、息子に発達障害があるとわかってからは、「より良い支援を受けるためにはどうするべきか」を考える日々でした。
保育園に通い始めてからも、障害を持った息子にとっては窮屈な環境でした。このままではいけないと思っていたときに、新聞に載っていた「移住フェア」のイベントに興味を惹かれ、行ってみることにしたんです。そこで相談をし、いくつかの候補地がある中、石川県能美市の子育て支援の手厚さに後押しされて、「オーダーメイド型いしかわ子育て移住ツアー」に参加しました。

能美市ではさまざまな支援が充実しているのはもちろん、自治体と民間の連携もスムーズで、とんとん拍子に話が進みました。その後、自分でもできるだけ情報を集めて何度も現地へ足を運びました。
保育園の見学も快く受けていただき、初めての場所や人がとても苦手な息子が、なんと、自分から子どもたちの中に入っていき、一緒に踊ったんです!
その姿を見て、「ここなら息子に負担をかけることなく、のびのびと成長させてあげられる」と確信しました。親戚や周りの人たちが移住を応援してくれたのも心強かったですね。

先生に園内を案内してもらいました

今の幸せを導いた、人との出逢い

いちばん重要な育児の問題をクリアした後は、仕事探しです。ILAC(いしかわ就職・定住総合サポートセンター)さんは、移住に関わることはどんなことでも親身に相談に乗ってくれるので、こちらの条件に合う仕事を探してもらうことに。結果、前職を辞めてからのタイムラグがほとんどなく再就職できました。
住まいは自分たちでアパートを探し、驚くほどスムーズに事が運びました。ここでの暮らしが落ち着いてきた頃には、親切な工務店の方と出逢うことができ、今では一軒家に住んでいます。本当に、出逢う人々や運に恵まれたと思います。

輪島の千枚田までドライブ

想像以上に満足な子育てのサポート体制

保育園の環境は、手厚い支援のおかげで100%満足しています。移住後は年度途中にもかかわらず、すぐに通園することができましたし、細かなサポートも充実しています。愛知にいた頃は、加配(※)の先生と1対1で活動することが多く、ほかの子どもたちと一緒に遊ぶ機会が少なかったのですが、今は友達みんなと遊んでいます。うれしいですよね。
以前は肩身の狭い思いをすることもありましたが、こちらに来てからは先生方も親身になってくださり、息子の成長を一緒に喜んでくれます。優しい皆さんのおかげで、気持ちがとても楽になり、肩の力を抜いて子育てができるようになりました。
(※)ほかの子どもと同じように保育園の生活を送ることが難しい子に保育士が付き、サポートする仕組み。

3人の時間を大切にしています

どんなことも楽しみに変え、わからないことは素直に人に聞く

移住するまでは縁もゆかりもなかった石川県ですが、最近になって、やっとナビなしで、あちこち行けるようになりました(笑)
息子は自然や電車、車が大好きなので、週末はほとんどお出かけしています。近くに動物園もあり、遊び場所には困りませんね。いきいきとしている息子の姿を見ると、思いきって移住してよかったと心から思います。

困ったことといえば……雪くらいでしょうか。それも、ある程度は覚悟していたので、子どもと雪遊びをして、楽しむことにしています。そういえば野菜は高いですね(笑) 愛知は農業が盛んなので、比べると高く感じます。そのかわり、魚が安くて、感動するほど美味しい!地元の人は普通だといいますが、これは素晴らしいですよ。

草むしりなど、地域の活動にもできるだけ参加しています。積極的に馴染もうとする姿勢も大切ですね。わからないことがあれば、なんでも人に聞けばいい。皆さん親切に教えてくれます。知らない顔がいると、「どこから来たんや~」と声を掛けてくれる。ありがたいですね。

子どもが大好きないしかわ動物園

雪遊びも楽しんでいます

何度でも現地に足を運び、生活スタイルをイメージしてみる

移住を考えている方には、ネットで調べるだけではなく、「現地に足を運び、自分の目で確かめる」ことの大切さを伝えたいですね。移住したその日から生活をしなくてはならないので、暮らしに直結するスーパーなどの場所や品揃えの把握は欠かせません。知らない土地ならなおさらです。
仕事はどこに住んでいても大変だし、それは変わらないと思います。家族がのびのびと暮らし、疲れて帰ったときでも、笑顔で「おかえり」と迎えてくれる。今はその幸せを噛みしめています。

朝倉雄二(あさくらゆうじ)さん

愛知県出身

能美市在住