» ILACのサポートで実現した、子育て環境を見直すための移住計画

ILACのサポートで実現した、子育て環境を見直すための移住計画

柿沼 貴之さん

 

 

待機児童の壁を越え、ゆとりある子育て環境へ

白山市に移住する前は、大阪で双子の子育てをしながら、仕事に追われる日々でした。自動車関連の営業をしていたこともあり、残業は当たり前。気づけば、育児の多くを妻に任せきりになっていました。

特に大きな壁だったのが、いわゆる待機児童の問題でした。保育園に入れる見通しが立たず、妻の職場復帰のタイミングも見えない。その状況に直面して、 “このままでいいのか”と真剣に考えるようになりました。家族との時間をきちんと持てる環境に身を置きたい——そう思ったのが、移住を考え始めたきっかけです。

とにかく、子どもが小学校に入る前に移住したいと思っていました。石川県を選んだのは、妻の実家が志賀町にあったことも大きかったですね。いざというときに頼れる場所があるという安心感は、家族にとって何よりも大切です。ただ、当然ながら生活の基盤となる仕事も必要ですから、まずは情報収集から始めました。

 

家族の未来を一緒に描いてくれた、ILACのサポートが安心の第一歩

移住するために頼りにしたのが『いしかわ移住UIターン相談大阪センター(ILAC大阪)』でした。自分たちの状況や希望を丁寧に聞いていただきながら、一つひとつ現実的な選択肢を整理していくことができた。そのプロセスがあったからこそ、家族で納得して次の一歩を踏み出せたのだと思っています。

ILACさんには、子育て環境の実情から、年収の差といった現実的な部分まで、メリットもデメリットも包み隠さず丁寧に教えてもらえたので、事前にきちんと理解できていた分、覚悟もできましたし、実際に移り住んでから戸惑うこともほとんどありませんでした。

仕事についても、いくつもの求人を見ていく中で出会ったのが『車多酒造』でした。もともと日本酒が好きで関心はあったものの、酒造の求人自体が珍しいので、これは逃せないと直感的に感じてすぐに応募しました。その後、見学の機会も段取りしていただき、面接を経て無事に転職することができました。

ILACさんには石川への移住を決めてから仕事に就くまで、細やかなところまでサポートしていただきました。家族のこれからを考えたときに、安心して一歩を踏み出せたのは、間違いなくその支えがあったからですね。ILACさんには本当に感謝しています。

 

  

 

身近にある自然が子どもたちの最高の遊び場

勤務先が白山市に決まったので、生活の拠点もこの地域になりました。保育園の受け入れもとてもスムーズで、すぐに見学の機会をいただけたんです。トントン拍子に、家族で新しい生活に移行できたのはありがたかったですね。

移住してからは、暮らしの質が大きく変わりました。私自身、何時間も満員電車に揺られるストレスも無くなりましたし、何よりも仕事での残業がほとんどなくなり、家で過ごす時間が格段に増えました。家族と向き合う時間がしっかり取れるようになったのは、一番の変化かもしれません。妻も看護職として現場に復帰しました。忙しさはあるようですが、その分やりがいも感じているようで、表情がとても明るくなりました。

子どもたちも、近くの公園でおたまじゃくしを捕まえたり、カブトムシを育てたりと、自然に触れる中で興味の幅がどんどん広がっているのを感じます。石川県は雨の日も多いですが、その分、児童館や気軽に利用できる施設も充実していて、無理なく子育てができる環境が整っていると実感しています。

もしあのまま大阪での生活を続けていたら、今のような家族との時間や子どもたちの表情には出会えていなかったかもしれませんね。

 

  

 

白山市で見つけた、自分たちらしい暮らし方

白山市は、海にも山にもすぐに出られる距離感なので、例えば休日に少しゆっくり起きた日でも、家族でふらっと自然の中へ出かけられるんです。こういう身近さは、都会ではなかなか得られないですね。

もともとバイクが趣味で、以前はよく走りに出ていたんですが、子どもが生まれてからは、あまり乗れませんでした。この先、生活に余裕が出てきたら、石川の豊かな自然の中を、自分のペースで気持ちよく走りたいなと思っています。

日々の買い物一つとっても、新鮮な発見があります。地元でしか見かけない食材に出会うと、どうやって食べるのかとワクワクします。

移住前は地域に馴染めるかという不安はありました。ただ、実際に来てみると、職場の方もご近所の方もとても気さくで、自然と声をかけてくださる。そうした積み重ねの中で、気がつけば自分たちの居場所ができていました。

コロナ禍を経て、働き方や暮らし方を見直す方も増えていると思います。地方には地方ならではの魅力があり、特に子育てという観点では非常に恵まれた環境だと実感しています。

もちろん、移住にあたっては事前の情報収集や準備も大切です。ただ、実際に一歩踏み出してみると、『思っていたより何とかなる』というのが率直な感想ですね。行政のサポートなども上手く活用しながら、自分たちらしい暮らしを見つけていく。そういう選択肢があることは、多くの方に知っていただきたいですね。